洋食の場合も和食の場合も、フォーマルなシーンではなるだけ音を立てないことです。
特にお祝いの席などで、乾杯の時にグラスをあてるのは、あまり好ましくない習慣のようです。
グラスを目の高さに上げてアイコンタクトをするだけで、意思の疎通ははかれます。
洋食のマナーの基本は音を立てないこと
洋食に限らず和食も、食事のマナーの基本は「音をなるべく立てない」ことです。
カチャカチャと食器の音を立てないことは基本中の基本ですが、食事中にナイフやフォークを床に落としてしまった時も、慌てて自分で拾うのはNGです。
静かに接客係に合図をしましょう。
グラスを倒してしまった時も同様に対処します。
自分で何とかしようとすると二次災害を招きかねません。後始末はすべて接客係にお願いするのがスマートな食事のマナーです。
乾杯について
グラスの持ち方は、親指、人差し指、中指でグラスの足部分の上側を持ちます。
乾杯の音頭をとる人のスピーチが終わるまでは、グラスを胸のあたりで持ちます。
乾杯の発生とともに、グラスを目の高さまで掲げます。
一口飲み、静かにグラスを置きます。
グラスはあてなくても失礼ではなく、フォーマルな席ではグラスをあてないのが、正式な乾杯です。
ナイフとフォークの使い方とサインについて
ナイフとフォークは、出される料理に合わせて、外側から内側に向かって順番に並んでいます。ナイフは右手、フォークは左手に持って食べるのが基本です。
また、ナイフとフォークで伝えるサインがあります。
ナイフの刃を自分の方に向け、フォークの背を上にしてお皿の上に「ハの字」に置くと食事中という意味です。
ナイフの刃を自分の方に向けて奥に置き、手前にフォークの腹を上にして平行に「ニの字」に置くと食事が終わりましたというサインになります。
ナプキンでのサインについて
ナプキンを椅子の背もたれにかけるか、座面の上に置くことが中座のサインになります。
食事を終わっての退席は、あえてナプキンをていねいにたたまず、無造作にたたんで、テーブルのやや左上に置くのがマナーです。
和食のマナーの基本は箸の使い方にあり
昔から「忌み箸」と言って、やってはいけない箸使いがあります。
近年、箸の使い方について家庭であまり厳しく言わなくなっているようで、まわりの人も無頓着になっているところがありますが、箸使いの美しい人は、品位が感じられます。
やってはいけない箸使いとは?
上げ箸とは口より上に箸を上げることです。迷い箸とはどれを食べようかと箸をうろうろとさせて迷うことです。ねぶり箸とは箸の先をなめることです。刺し箸とは料理を突き刺して食べることです。ちぎり箸とは箸を一本ずつ両手に持って料理をちぎるようにして食べることです。渡し箸とはお椀などの上に箸を渡しておくことです。逆さ箸とは箸を逆さにして使うことです。
その他にもやってはいけない箸の使い方はありますが、普段の食事で少しずつ直していくようにしましょう。
箸を持つ位置は、箸の頭から3分の1ぐらいのところを持つのが一番美しい持ち方です。
まとめ
フォーマルなシーンでの食事は緊張しがちですが、食器の音や食事の音などに気を配り、優雅に音を立てずに頂きましょう。
ナイフやフォーク、箸などを持つ所作が美しいと、品よく見えます。
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発行情報
[発行者] やまいち
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