朝の時間って、本当に戦場ですよね。時計とにらめっこしながら、お弁当を詰めて、着替えの準備して、保育園や学校の持ち物チェック…。
ようやく「さあ食べよう!」と思ったら、子供はまだパジャマでゴロゴロ。「早くして!」と言えば、「今食べようと思ってたのに…」と逆ギレ。
結局、イライラして怒鳴ってしまって、「またやっちゃった…」と後悔。そんな毎日が続いて、「朝が嫌い」になっていた私。
でも、あるとき「少しだけやり方を変えてみよう」と思ったんです。
「また今日も朝ごはんを食べない…」から始まる朝
朝の時間って、どうしてこんなに慌ただしいんでしょう。
お弁当、着替え、持ち物の確認…やっとごはん!と思ったら、子どもが食べてくれない。そんな毎日に、思わずイライラしてしまうことありませんか?私もずっと悩んでいました。でも、少し視点を変えたことで、朝の空気が少しだけ優しくなったんです。今回はその経験と、実際に効果があった工夫をシェアしたいと思います。
なぜ子供は朝ごはんを食べたがらないの?
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子供の胃は“まだ起きてない”
睡眠中、胃腸の動きはゆるやかになっています。
大人でも「朝はコーヒーだけでいい」という人がいるように、子供も起きてすぐは食欲がない子が多いんです。
▶ワンポイント対策:
起きてすぐではなく、着替えやトイレの後に朝食という“ワンクッション”を入れてみると◎。
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夜ごはんや夜のおやつが影響している
夜に食べすぎていたり、寝る前におやつを食べていたりすると、当然朝はお腹がすきません。
私も夜ごはんが遅くなった日には、「明日の朝はあまり食べないかも」と心の準備をしておくようにしています。
▶実体験:
夕飯を30分早めるだけで、翌朝の食べる量が変わった日もありました!
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気が散るものが多すぎる
朝のリビングには、子供を誘惑するものがいっぱい。
テレビ、おもちゃ、弟・妹の泣き声…。
特に朝のEテレやYouTubeタイムは子供の“食べない原因”として要注意。
▶対策アイデア:
「食べたらテレビOK」「○分間だけ見る」など、時間を区切るルールを一緒に決めると、納得して動いてくれやすくなります。
私が試して効果があった「3つの工夫」
① 前夜に“予告”すると朝が変わる
「明日はパンケーキ食べようね」「○○のふりかけにしようか」と伝えるだけで、翌朝の反応が全然違います。
子供の頭の中に“朝ごはん”のイメージが出来ていると、起きたときにすっとその気になってくれることが多いです。
▶親のメリット:
「明日何作ろう…」と朝から悩まずに済むので、心の余裕もアップ。
▶コツ:
子供に選ばせる。「明日はパンとおにぎり、どっちがいい?」と聞くだけで、**“自分で決めた感”**が出てモチベーションに。
② “見た目と量”で変わる子供の食欲
子供って、味よりも見た目と“ワクワク感”で食べることがあります。
我が家でヒットしたアイデアをいくつか紹介します👇
✅ ヒット朝ごはん3選
- キャラおにぎり:目・口をつけるだけで「可愛い!」とテンションUP
- ミニプレート:卵焼き+ウインナー+果物をそれぞれ小皿に分けて“お子様ランチ風”
- 一口パン+ディップ:小さなパンをちぎって、はちみつやヨーグルトにつけて食べるスタイル(手づかみ食べが楽しい!)
▶ポイント:
「完食させよう」ではなく、「ひとくちでも食べたらOK!」と考えると、気持ちがすごくラクになります。
③ “食べなくても怒らない”と決める
「食べなかったらお腹すくよ!」
「もう何回言ったらわかるの!」
これ、全部過去の私です。
でも今は、“食べなかったらお腹がすいた経験をすればいい”と割り切るようになりました。
子供って「空腹の経験」があって初めて、「やっぱり朝食べたほうがいい」と気づくことが多いです。
▶実際のやり方:
- 朝は“水+ひとくち”だけでもOKに
- お昼に栄養バランスを整える
- 夕飯の準備で「明日の朝ごはんどうしようか?」と一緒に考える
イライラとの向き合い方
- “怒り”の裏にある気持ちに目を向ける
私は朝、子供に怒ってばかりだったけど、
実は「自分が頑張ってるのに報われない」と感じていたからだったと気づきました。
“怒り”って、頑張ってる証拠なんですよね。
- 小さな「ありがとう」で自分を癒す
朝、5分でいいので“自分のためのコーヒータイム”を作ったら、びっくりするくらい気持ちが落ち着きました。
「今日も私、朝ごはん用意してえらい!」
「ちょっとでも食べてくれてよかった!」
そんな風に、自分に小さな拍手を送り続けるようになったら、心がだんだん軽くなりました。
完璧じゃない朝に、“優しさ”を足そう
朝ごはんは、子供にとっても親にとっても「習慣づくり」の場。
“ちゃんと食べさせなきゃ”という気持ちも大切だけど、その気持ちがプレッシャーにならないことがもっと大事。
「今日もダメだった…」じゃなくて、
「今日はひとくち食べた!」「機嫌よく朝を迎えられた!」という小さな成功を見つけていきましょう。
無理に食べさせない勇気 ─「食べさせなきゃ」の呪縛を解く
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“朝ごはんは絶対”という思い込み
多くの育児本やメディアで、「朝ごはんは1日の活力源」と言われています。確かに大切。でも、それが**“絶対に食べさせなきゃいけない”というプレッシャー**になっていませんか?
私も以前は、「朝ごはんを残す=育児失敗」と思っていました。でも、あるとき保育士さんにこう言われたんです。「朝食って“食べる習慣をつける”ことが大事で、1回の量にこだわりすぎなくていいんですよ。」この言葉に、すごく救われました。
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“空腹の経験”も子供にとっての学び
ある日、「今日は食べたくない」と言う子供に、「わかったよ。じゃあお腹が空いたら言ってね」とだけ伝えて送り出しました。お迎えのとき、「今日はすぐにお弁当食べた!お腹すいてた!」と嬉しそうに報告。この日から、子供も少しずつ朝食に対して前向きに。
▶気づき:
“食べなかったこと”が、結果的に“食べたい気持ち”を育てることもあるんです。
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ルールをゆるくする3つの工夫
工夫 | 内容 | ポイント |
① 一口でOKルール | 「全部食べなさい」→「ひとくち食べてくれたらOK」に変更 | プレッシャーが減ると自発的に食べやすくなる |
② お弁当方式 | 朝食を“持たせる”形に変更(例:おにぎり+バナナ) | 通園・通学中に空腹になったとき対応できる |
③ 朝食を分割 | 起床後すぐは飲み物だけ、登園前に果物、保育園でおにぎりなど | 子供の“体内時計”に合わせた食習慣をつくる |
😩 イライラとの向き合い方 ─ ママ自身を大切にするために
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怒ってしまう自分を責めすぎないで
「また怒っちゃった…」と落ち込むたび、自分がダメな母親に思えて辛かった時期があります。でも、ある心理カウンセラーの言葉にハッとしました。「イライラするのは、真剣だから。子供を大事に思っている証拠ですよ。」
怒る=悪いこと ではなく、真剣に向き合っている証拠なんです。
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“朝の怒りスイッチ”の正体とは?
怒りの裏には、たいてい“別の感情”が隠れています。
- 時間に追われている不安
- 自分だけが頑張ってる虚しさ
- 思い通りにいかないストレス
つまり、**怒りは「心のSOS」**なんです。
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イライラ解消のためのミニ習慣3選
習慣 | 内容 | 効果 |
① 自分を褒める言葉を1つ用意 | 例:「今日も朝ごはん用意してえらい!」 | 自己肯定感アップ |
② “5秒の深呼吸”を意識 | イラッとした瞬間に一度止まる | 衝動的な怒りを防ぐ効果 |
③ 子供と笑える「朝の儀式」 | 例:出発前に「ギュッとハグ」「ハイタッチ」など | 気持ちを切り替える習慣ができる |
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ママ友・SNSとの“心の距離”も調整しよう
SNSで見る“完璧な朝ごはんプレート”。
あれを見て「私もがんばらなきゃ」と思うこと、ありますよね。でも、それってほんの一瞬の切り取り。
現実はみんな、目をこすりながら食パンちぎってるのが普通(笑)他人と比べるよりも、昨日の自分よりちょっと笑顔だったらOKと思えるようになると、心がふっとラクになります。
食べることも、感情も、“育ち合う”プロセス
子供が朝食を食べてくれるようになるのも、
親がイライラと上手に付き合えるようになるのも、時間がかかって当たり前。
毎日完璧じゃなくていい。
小さな変化に気づいて、自分を少しだけ褒めてあげてください。「今日は怒らなかった」
「“食べなかった”けど、泣かなかった」
そんな“ちいさな成功”を、どうか見逃さないで。
まとめ
「朝ごはんをちゃんと食べさせなきゃ」という想いは、きっとどのお母さんも同じ。でも、それがプレッシャーになりすぎると、朝の時間がどんどん苦しくなってしまいます。大切なのは、親も子も無理なく続けられる“わが家なりの形”を見つけること。完璧じゃなくていい、小さな一歩を積み重ねていけたら、それだけで十分です。今日の朝が少しでもラクになりますように。
💬 さいごに:あなたの“朝ごはんあるある”、教えてください!
「うちの子は牛乳しか飲まないけど、これでOKにしてる」
「朝は親子で“1曲踊って”からごはんにしてます(笑)」…そんな“ゆる工夫”が、きっと誰かの助けになります。
ぜひ、コメント欄やSNSであなたの朝ルールも教えてくださいね!