お悔やみの席で使っていけない言葉とされているのが、忌み言葉ですが、重ね言葉も使ってはいけないと言われています。
家庭でも学校でも教えてくれないので、意識せずに使っている場合もあるかもしれませんが、遺族の悲しみが増すような言葉は使わないようにしましょう。
この記事では、具体的に使ってはいけないとされている言葉についてお伝えします。
忌み言葉と重ね言葉について
忌み言葉(いみことば)とは、不幸が続くことを連想させる不吉な言葉です。
お悔やみの言葉や、弔辞や弔電を述べるときも「忌み言葉」を避けるようにすることが最低限のマナーです。
忌み言葉とは
大変、消える、落ちる、浮かばれない、迷う、去る、飽きる、捨てる、焦る、敗れる、憂い、散る、悲しむ、無し、無くす、おしまい、シクラメン、別れる、切る、切れる、離れる、離縁、終わる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、痛い、痛み、飽きる、捨てる、負ける、病む、病気、冷える、枯れる、死ぬ、亡くなる、数字の四(死)、九(苦)ほどける、とんだこと、とんでもない、冷める、倒れる、倒産、忙しい、流れる、流す、壊れる、壊す、消える、消す、降りる、滅ぶ、滅びる、ご生存中、生きている頃、しめやかに、仏、葬式、褪せる、衰える、短い、逝く、涙、忌み、悪い、相次いで、など。
重ね言葉とは
不幸が重なることを連想させる言葉で、次々、返す返す、重ね重ね、いよいよ、再び、続いて、ひき続き、追って、わざわざ、再三再四、たまたま、重ね重ね、いよいよ、度々、くれぐれも、皆々様、かえすがえす、重々、いろいろ、またまた、なおまた、しばしば、次々、再々、益々、どんどん、だんだん、みるみる、いよいよ、日々、ときどき、など。
無難なお悔やみ言葉の例
受付では「このたびは、誠にご愁傷さまでございました。どうかご霊前にお供えください」
ご遺族には「このたびは、誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます」
上司やお世話になった方が亡くなられた場合は「ご生前中は何かとお世話になりました。何のご恩返しもできないうちにお亡くなりになられ、誠に悔やまれてなりません」
急死された場合は、「突然のことで、なんと申し上げてよいか言葉もありません。心からお悔やみ申し上げます」
悲しみの中にいる遺族にお悔やみを述べるのは難しいものです。
どのような場合でも、多くを語り過ぎないことが大事です。
遺族も使っている間違った言葉使い
遺族が気をつけたいのは、訃報を知らせる際に使いがちな「祖父が昨夜亡くななりました」など、「亡くなる」といった言葉の使い方です。
「亡くなる」といった言葉は、おもに目上の人に対して使われる言葉であって、身内に使う言葉としてはふさわしくありません。
「亡くなる」は「死ぬ」の丁寧語ですが、だからと言って「祖父が昨夜死にました」ではあまりにもストレートすぎます。
「祖父が他界しました」とか、「永眠しました」などに置き換えて使いましょう。
まとめ
最近では、忌み言葉や重ね言葉などについてあまり難しいことを言わないようですが、遺族に嫌な思いをさせないためにも、常識として知っておきましょう。
悲しみの席では、多くを語らないのがマナーと言えます。
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発行情報
[発行者] やまいち
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