カッサマッサージ
中国の民間療法をとり入れたカッサを使ったマッサージは、日本でも人気があります。
カッサによるリンパマッサージを取り入れている美容サロンサロンもありますが、カッサは顔には使わない方がよいとも言う意見もあります。
口コミなどを見る限り、「全身のリンパの流れが実感できて体調がよくなった」という意見と、「こすった部位が赤くなり期待した効果が得られなかった」という意見が半々のようです。
実際のところはどうなのか、セリアで購入したネコの形をしたカッサで試してみました。
カッサでリンパを流す前に知っておきたいこと
どんな美容グッズを使うときにも言えることですが、肌質は人によって違うので、ある程度、自己責任もあるということです。
主なリンパは、耳の下、顎の下、ワキの下、鎖骨、胸、お腹、ひざ裏、そけい部の8つですが、体には浅いリンパと深いリンパがあり、浅いリンパは、皮膚のすぐ下の血管にそって流れています。
耳の下や顎の下、腕の内側には皮膚のすぐ下に浅いリンパが流れています。
そのため、プロのエステティシャンは、浅いリンパが流れている部位は、決してグイグイ押したりしません。
浅いリンパと深いリンパを熟知していて、圧を使い分けているからです。
素人はリンパを流すときに浅いリンパを流すときも深いリンパを流すときも同じような圧をかけてしまいがちです。
そんなことから、耳の下、顎の下、目の下などは慣れないうちはやめておいた方が無難かと思います。
また、赤ら顔やニキビ治療中の人などはカッサを使った顔のマッサージはひかえましょう。
リンパは毒をろ過するフィルター
リンパ液がリンパ節を通るたびに老廃物や異物はリンパ節にある細かなフィルターで、ろ過されて取り除かれます。
体の高度な浄化機能でリンパ液はクリーンな状態で静脈に入り、心臓へと流れていきます。
体の要所にあるリンパ節を刺激することによって、リンパが流れやすくなります。
特に高度なテクニックを要する顔を刺激しなくても、血色がよくなり、ツルスベ肌が手に入ります。体は全部つながっています。
カッサでリンパを流すなら5大リンパを中心に
夜ベッドに入って5分間、次のような簡単なカッサマッサージをおこなうだけで翌日の朝の目覚めがよくなります。
5大リンパとは、ワキの下、鎖骨、胸、お腹、そけい部です。
・ワキの下のリンパを流す
仰向けに寝て、片方の手は頭上に上げて体側を伸ばし、もう一方にカッサを持ち、横腹からわきの下に向かってリンパを流します。反対側も同じように流します。
・鎖骨のリンパを流す
鎖骨は中心から外側へ向かって流します。反対側も同じようにおこないます。
優しくなでるだけでリンパの流れがよくなります。
・胸のリンパを流す
鎖骨のリンパ流しと同じように体の中心を避けて、気道を開くイメージで、外へ外へと撫でながらおへその部分まで撫でおろします。反対側も同じようにおこないます。
・お腹のリンパを流す
お腹のリンパの流れをよくなると便秘や下痢などの不調が改善されます。
カッサ全体を使ってお腹を「の」の字を書くように撫でます。
・そけい部のリンパを流す
足のつけ根をカッサでマッサージします。
・足のむくみやすい人やこむら返りがおきやすい人は、足首からひざ裏まで下から上に向かって撫で上げます。両足ともおこないます。
まとめ
湯冷ましをコップ1杯飲んでからおこなうと、よりデトックス効果が得られます。
私は、夜寝る前の5分間をベッドに横たわってカッサを使った体のリンパマッサージをおこなっています。
顔には使っていませんが、小さなシミがほとんど目立たなくなってきました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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発行情報
[発行者] やまいち
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